市長定例会見(令和5年11月20日開催)
令和5年11月20日(月曜日)に開催された市長会見です。
内容は以下のとおりです。
「プラチナシティ」の認定について(資料はこちら)
11月6日に開催された一般社団法人プラチナ構想ネットワーク主催の「プラチナ大賞」において、本市の取組が優秀賞(シェアリング推進賞)を受賞し、プラチナシティとして認定されました。
プラチナ大賞は、イノベーションによる新産業の創出やアイデアあふれる方策などにより、社会や地域の課題を解決している企業や自治体などの取組を「賞」という形で称えるものです。そうした取組を、エコで資源の心配がなく、老若男女がだれでも活躍し、心もモノも豊かで、雇用のある、活力に溢れた快適な社会である「プラチナ社会」のモデルとして紹介することにより、更なる広がりに繋げることを目的としています。
11回目の開催となる今年度の大賞に、本市として初めてエントリーし、応募総数55件の中から上位12件が進出する最終審査発表会において、優秀賞としてシェアリング推進賞を受賞しました。
また、プラチナ構想ネットワークでは、プラチナ大賞で受賞した自治体を「プラチナシティ」に認定する制度も運営しており、今回の受賞により、本市もプラチナシティの認定をいただきました。
プラチナシティとは、イノベーションによる新産業の創出やアイデアあふれる方策などにより、地域の課題を既に解決し「プラチナ社会」に向かいつつある自治体、あるいは「プラチナ社会」実現に向けた明確なビジョンや具体的なアクションによる素晴らしい取組を始めている自治体と位置付けられています。
現在、全国で93自治体が認定されており、愛知県内では高浜市、豊田市に次ぐ3例目となります。
それでは、今回受賞した本市の取組について御紹介いたします。
本市の乙川リバーフロントエリアにおいて実施しているいくつかの取組を「シェアリング」というキーワードをもとに複数の視点で組み立て、まちづくりの賑わい増加と渋滞緩和の両立に向けた、「ふと立ち止まれるテンポのまち」を目指したチャレンジについて発表いたしました。
具体的には、4つの視点、「公共空間(景色)」、「まちづくりマインド」、「モビリティ」、「エネルギー」のシェアリングを切り口に発表しております。
例えば、1つ目の「公共空間のシェアリング」では、町内会や地域内の事業者など、行政以外の皆様に公共空間を活用していただいており、令和4年度実績では、民間主体のイベントなど557回の活用により、まちなかの集客効果を創出していただきました。
そうした民間による活用は、2つ目の「まちづくりマインドのシェアリング」がもたらしたものです。自分事でまちづくりを担うマインドの伝播により、主体的にまちづくりに携わる体制が整いつつあります。
3つ目の「モビリティのシェアリング」では、まちなかでの移動におけるサイクルシェアの活用が挙げられます。コロナ禍においても独立採算を達成しております。
4つ目の「エネルギーのシェアリング」では、脱炭素先行地域に選ばれた当該エリアにおいて、エネルギーの地産地消の実装に向けた取組などを進めております。
こうした挑戦の過程で得られたデータを分析・活用し、次なる挑戦に活かしてきたこと。これらを下支えとして、中心市街地の賑わい増加と渋滞緩和の両立を図り、この乙川リバーフロントエリアがさらに魅力あるものとなっております。
自動車のような早い移動ではなく、徒歩や自転車といった、ゆったりとしたスピード、ふと立ち止まれるテンポを目指す取組を通じて、シェアリングが都市再生の土台となる新たな時代の社会システムであることを発表させていただきました。
10月のグッドデザイン賞金賞の受賞に続き、QURUWA戦略にもとづくまちづくりが高く評価されており、今後もプラチナシティとして公民連携によるまちづくりをさらに推進して参りたいと考えております。
「PRIDE指標2023」ゴールド(最高評価)の獲得について(資料はこちら)
今月、本市にとって嬉しいお知らせがありましたので御報告いたします。
11月7日に、LGBTQに関して取り組む企業・団体を評価する「PRIDE(プライド)指標2023」において、本市が最高評価の「ゴールド」を獲得いたしました。
PRIDE指標とは、LGBTQのかたが働きやすい職場づくりを実現するために、一般社団法人work with Prideが2016年に策定した、企業・団体の取組を評価する指標です。LGBTQのかたが誇りを持って働ける職場の実現を目指しているため「PRIDE指標」という名称になっています。
この指標は、PRIDEの各文字に合わせて5つの評価指標からなっており、
Policy(行動宣言)、
Representation(当事者コミュニティ)、
Inspiration(啓発活動)、
Development(人事制度・プログラム)、
Engagement /Empowerment(社会貢献・渉外活動)
の5項目により、5点獲得はゴールド、4点獲得はシルバー、3点獲得はブロンズとして評価されます。
今回、本市は5点満点のゴールドを獲得し、自治体としては愛知県内で初、全国で2例目の認定となります。
評価された本市の主な取組としましては、「性別等による人権侵害の禁止やアウティングの禁止を規定した条例の制定」、「市内小学生に対し『多様な性について』啓発する出前講座の実施」、「LGBTQに関する職員研修の実施」、「適切な市民対応のための『岡崎市職員のためのハンドブック』の作成」、「岡崎市職員互助会慶弔給付金の支給(結婚祝金、死亡弔慰金)」、「岡崎市消防本部における希望する性の制服着用を可能とする規則の改正」、「市民向けLGBTQ啓発講座、イベント、展示会の実施」などがあります。
今回の受賞に伴い、こちらのゴールドの認定ロゴマークを1年間使用することができますので、各種イベントや名刺への印字等により周知啓発しLGBTQへの理解促進に活用してまいります。
また、本市役所がLGBTQのかたにとって働きやすい職場環境であることを積極的にPRしていきます。
今後とも、誰ひとり取り残さない「多様な主体が協働・活躍できる社会」の実現を目指し、様々な施策を行ってまいります。
大河ドラマ「どうする家康」最終回パブリックビューイング&トークショーの開催について (資料はこちら)
岡崎生まれの郷土の英雄・徳川家康公を題材とした大河ドラマ「どうする家康」の放送も残すところ4回、いよいよ12月17日(日曜日)に最終回の放送を迎えることになります。
最終回の放送当日、中央総合公園武道館にて、大画面でドラマを観覧するパブリックビューイングと、大河ドラマ出演者らをお招きしたトークショー 『大河ドラマ「どうする家康」パブリックビューイング&トークショーin岡崎』を開催することが決定しました。
思い起こせば、初回放送日の今年1月8日に本市で開催したパブリックビューイングとトークショーは、主演の松本潤さんをはじめ主要キャストの皆様にお越しいただいたことで、全国的に大きな話題となり、大河ドラマに沸いた一年の華々しいスタートとなりました。
最終回となる今回も、ドラマ出演者のほか、ドラマの時代考証を担当した歴史学者のかたをお招きし、盛大に開催を予定しております。ドラマ出演者のどなたにお越しいただけるかや、イベント内容、観覧方法等の詳細につきましては、現在関係各所と調整を進めており、決定次第改めてお知らせをさせていただく予定です。いずれにしましても、ドラマチックイヤーを締めくくるにふさわしい内容を企画していますので、楽しみにしていただきたいと思います。
他にも関連イベントとして、大河ドラマ最終回1週間前の12月9日(土曜日)には、「どうなる歴史トークショー」の第3弾を開催します。(資料はこちら)
大河ドラマへ資料提供を行った歴史研究家の市橋章男先生と、本市出身のフリーアナウンサーで、岡崎観光伝道師の青木源太さんによるトークショーは、大河ドラマのこぼれ話やドラマにまつわる岡崎の魅力が再発見でき、歴史ファンに限らず楽しめる内容です。入場は無料で、当日14時30分から整理券を配布します。先着300名となっておりますので、是非、二の丸能楽堂へ足をお運びください。