旧額田郡公会堂 旧額田郡物産陳列所

 旧額田郡公会堂及び物産陳列所は、大正2年に建設され、岡崎市内では、岡崎信用金庫資料館(旧岡崎銀行本店)とともに数少ない大正期の建築物です。また、我が国における最初期の郡立の公会堂、物産陳列所建築物であり、両者が一組で現存する数少ない貴重な例です。
 施工はすべて地元の工匠がおこなっており、地方における洋風建造物への当時の取り組み方を示す好例となっています。

旧額田郡公会堂


 ・大正2年(1913)建設
 ・木造平屋建、桟瓦葺
 ・建築面積532.6平方mBR> 
 ・講堂、玄関ポーチ、貴賓室、控室(3)

       

■建物の特色
 木造平屋建て桟瓦葺きの建物は、内部の壁が漆喰塗りの大壁で、内外の意匠には洋風に見せる工夫が随所になされており、和洋折衷の優雅なつくりになっています。







妻部分に半円形の櫛形ペディメント(円弧形の部分)を設け、左右の翼部を切妻屋根とし、それぞれ漆喰塗りのレリーフを設けています。

  


コーナーや窓廻りには、柱型(壁面から突き出して設けられた柱)をつけており、下部は縦板張り、上部は横板張りとなっています。

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各室の天井には、部屋のグレードに合わせた飾りがほどこされています。

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講堂西端の舞台は、床下に演壇が収納されており、背後の壁面にドリス式円柱(ギリシャ式建築様式の1つ)と楕円アーチが残っています。

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旧額田郡物産陳列所


 ・大正2年(1913)建設
 ・木造平屋建、桟瓦葺
 ・建築面積175.8平方m
 ・広間(1)

 

■建物の特色

 外壁は、旧額田郡公会堂に合わせてコーナーや窓廻りに柱型をつけて横板張りにしていますが、四つ葉のクローバー型の花窓で外観を特色づけ、東西の妻面と正面両翼の妻面をハンマービーム(壁面の上端などで水平に梁をはねだし、アーチで支える手法)と半円アーチで飾るなど、同じ年に建てられた旧額田郡公会堂とはかなり異なったモチーフになっています。

          

 

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旧公会堂棟札

門 柱

旧公会堂銘札


※旧額田郡公会堂の棟札と銘札、朝日公園入口にある門柱も重要文化財の附指定を受けています。