特別企画展


桃源万歳! ―東アジア理想郷の系譜―
2011年4月9日(土)−5月22日(日)


 

開館時間

午前10時−午後5時

観覧料

一般1,000円(800円)/小中学生500円(400円)
※( )内は団体料金

休館日

月曜日

主催

岡崎市美術博物館、中日新聞社

 

陶淵明の創作以来、桃源郷は詩や歌に詠まれ、また絵に表されてきました。日本にも古く奈良時代に伝わり、近世江戸になると、與謝蕪村をはじめ池大雅や谷文晃など、多くの文人が俳諧に、絵に取り上げるようになります。そして近代に至り、富岡鉄斎、夏目漱石を経て、大正・昭和初期の文人画の再燃とともに、小川芋銭や小杉放菴らの豊かな絵画作品へと結実します。こうした桃源郷への憧憬には、西洋社会主義の感化による農村共同体への共感や、急速な都市化により失われていく田園への郷愁も大きく関わっていました。小野竹喬や酒井三良らが描き出した田園風景や故郷、島の姿もまた、桃源郷的トポスとして見出された風景だったと言えるでしょう。
桃源郷は現代の作家をも刺激し続けています。辻原登の小説や諸星大二郎の漫画における独自の桃源郷世界。また本展では、その今日性を探るべく、現代作家6名による新たな桃源郷への挑戦もご紹介します。


講演会

 4月30日(土)河野元昭氏「江戸期文人画家の桃源世界」
 5月8日(日)宮崎法子氏「桃源郷と中国絵画」
作家トーク
 4月17日(日)関智生氏×三瀬夏之介氏×奥村美佳氏
5月4日(水・祝)吉本作次氏×今村哲氏×横内賢太郎氏
落語会

 5月15日(日)立川志らく氏「鉄拐」