企画展


ロシアの夢 1917-1937

芸術と社会―革命にかけたアヴァンギャルド


 

  
アレクセイ・ラプチェフ (絵・構成)
≪『ピチリェートカ(五カ年計画)』≫1930年
サンクトペテルブルグ ロシア国立図書館蔵
The National Library of Russia, St.Petersburg

 

 

 

 会期

2010年1月30日(土) →3月28日(日)

 休館日

月曜日(ただし3月22日[月・祝]は開館、翌23日[火]休館)

 開館時間

10:00~17:00

*最終の入場は16:30まで。

 観覧料



一般     1000(800)円
小中学生   500(400)円

*( )内は20名以上の団体料金。
*岡崎市内の小中学生は無料。
*各種障がい者手帳の交付を受けている方及びその介助者は無料。
いずれもチケット売場にて手帳の提示をお願いします。


インターネット割引券は
こちら≫
 

 主催

岡崎市美術博物館

 後援

ロシア連邦大使館、ロシア連邦文化協力庁

 協力

ルフトハンザカーゴAG、ルフトハンザドイツ航空会社

 関連イベント・図録

イベントページ販売図書ページをご覧ください。

 

20世紀はじめ、ロシアでは、伝統的な芸術を打ち破ろうとするラディカルな芸術革命が起ります。1912年に『社会の趣味への平手打ち』で鮮烈なデビューを果たした未来派詩人ウラジーミル・マヤコフスキー、1915年にいち早く抽象画を発表し、「スプレマチズム」を展開した画家カジミール・マレーヴィチ、また同年、抽象的な造形物「反レリーフ」を発表したウラジーミル・タトリン。彼らに始まる動きは、1917年、ロシア革命を機に新たな局面を迎えます。芸術の革命は、政治の革命に同調し、多くの芸術家が、新国家建設の夢に邁進することになるのです。プロパガンダを目的としたロスタの窓のポスターや陶磁器のデザインは、その端緒と言えるでしょう。さらに20年代には、市場経済の一部導入に伴い、映画や商品広告のポスターが数多く生まれ、また絵本や雑誌、舞台美術や建築など、より広範な分野を通して、新国家の理想の姿が描き出されるようになりました。
しかし、スターリン体制が確立され、五カ年計画が始まる1928年以降、芸術家たちは、増産や工業化を訴えるポスターや雑誌、テキスタイルの制作に携わる一方、創造的な活動を厳しく制限されるようになります。1934年には、「社会主義リアリズム」が芸術の絶対規範とされるなか、アヴァンギャルドは容赦ない批判にさらされることになりました。
そして皮肉にも革命20周年となる1937年、ロシア史上最大の粛清が行われると、以後多くの芸術家がその犠牲となり、アヴァンギャルドの抱いた革命の夢は、終わりを迎えたのでした。
本展覧会では、この激動の時代を、ポスターや雑誌、絵本から陶磁器、テキスタイル、舞台美術や建築エスキースなどの多彩な作品と、当時の写真資料を通してご紹介します。

 

【出品作品】
 




ウラジーミル・マヤコフスキー、ヴァルヴァーラ・ステパーノヴァ《『アカトウガラシ』の購読者だけが心から笑えるのです》1925年/サンクトペテルブルグ ロシア国立図書館蔵
The National Library of Russia, St.Petersburg



ミハイル・ツェハノフスキー()、サムイル・マルシャーク(詩)『郵便』1929年/1927年(初版)/サンクトペテルブルグ ロシア国立図書館蔵
The National Library of Russia, St.Petersburg
 





グスタフ・クルツィス《すべての労働者はソヴィエトの改選へ》1930年/サンクトペテルブルグ ロシア国立図書館蔵 
The National Library of Russia, St.Petersburg





アレクサンドル・ロトチェンコ(デザイン)、アレクサンドル・ラヴレンティエフ(監修)、吉島忠男(制作指導)《労働者クラブのチェステーブル&チェアとチェス駒》1925年(デザイン)/2003年(再制作)/岐阜県現代陶芸美術館蔵

 

 

 

 



 

 福富太郎コレクション

 近代日本画にみる女性の美  ―鏑木清方と東西の美人画―


会期:4月3日(土)~5月16日(日)

  
   北野恒富≪浴後≫1912年
国内有数の美術品蒐集家として著名な福富太郎氏のコレクションから鏑木清方、上村松園、池田蕉園、伊東深水らの名作を中心に展示。歴史上の女性像や時代の風俗を色濃く写した当世美人など、近代美人画の系譜をたどります。生涯をかけて女性美を追求し描き出した美人画家の逸品を味わう絶好のチャンスです。