裏千家11代玄々斎宗室生誕200年記念


茶の湯の文明開化 ―茶人玄々斎の生涯と奥殿藩松平家―


 

 
 羽衣棗 玄々斎好 八代宗哲作/江戸時代/今日庵蔵
 [前期展示]

 

 

 

 会期

2010年9月11日(土)~11月7日(日)

 休館日

月曜日(ただし、9月20日[月・祝]、10月11日[月・祝]は開館、9月21日[火]、10月12日[火]休館)

 開館時間

10:00~17:00(6月~9月は18:00まで)

*最終の入場は閉館の30分前まで。

 観覧料



一般      800(700)円
小中学生   400(300)円

*( )内は20名以上の団体料金。
*岡崎市内の小中学生は無料。
*各種障がい者手帳の交付を受けている方及びその介助者は無料。
いずれもチケット売場にて手帳の提示をお願いします。
 

 主催

岡崎市美術博物館、茶道資料館、中日新聞社

 特別協力


裏千家

 協力


社団法人茶道裏千家淡交会三河支部

 関連イベント

イベントページをご覧ください。

 

裏千家11代家元玄々斎精中宗室は、三河国奥殿藩4代藩主松平乗友の子として文化7年(1810)に生まれ、10歳で裏千家10代家元認得斎との間に養子縁組が組まれてその長女と結婚、文政9(1826)に裏千家11代家元を継承しました。幕末から明治における日本文化疲弊の時期に、茶道を通じてその復興に尽力し数多くの功績を残した玄々斎は、古来の文物を研究し保存することの重要性を説き、茶道の精神と意義を「茶道の源意」と題して明治政府に建白する一方、明治維新後の外国文化の流入に合わせて、椅子を用いた立礼式の点前を考案することで、伝統を重んじる日本文化の開放性と適応性を内外にアピールしました。この相反する考えの共存共栄こそ、玄々斎の特筆すべき日本文化への功績といえましょう。
奥殿藩松平家は、松平4代親忠の子乗元より始まる大給松平家の分家で、大給松平5代真乗の子真次を祖とし、真次の子乗次の代には16000石の大名となり、大給藩が成立しました。大給藩3代乗真の代に現在の岡崎市奥殿町に陣屋を構えて奥殿藩が誕生し、その後150年にわたり奥殿を拠点として、三河に4000石、信濃に12000石の領地を有していました。幕末に幕府の要職を務めた8代乗謨は、藩の拠点を信州田野口(長野県佐久市)に移し、洋式城郭である龍岡城五稜郭を築いて藩名を龍岡藩と改めました。明治4年には廃藩となりますが、大給恒と改名した乗謨は、その後も博愛社(後の日本赤十字社)の設立や、賞勲局創設に尽力しました。
玄々斎生誕200年にあたり、その出身地岡崎において開催する本展では、京都・裏千家所蔵の玄々斎ゆかりの名品の数々を中心に、その事績と幕末・明治の茶を通観します。さらに奥殿藩松平家の歴史について紹介し、玄々斎の原点を辿るとともに、玄々斎から現代へと展開する新たな茶の湯の可能性を探ります。

 

【出品作品】
会期中一部展示替えを行います。
(前期:9月11日~10月11日/後期:10月13日~11月7日)


 


横物「随意」玄々斎筆/江戸~明治時代/今日庵蔵 [後期展示]





蜑小舟香合 玄々斎好 八代宗哲作/江戸時代/今日庵蔵 [前期展示]


松平真次像/延享2(1745)年/香林院蔵

 

点茶盤・喫架・圓椅 玄々斎好/明治時代/今日庵蔵
 

 

 

 



 

 収蔵品展

 民具が語る暮らしのうつりかわり


会期:11月20日(土)~2011年1月16日(日)

   
卓上ミシン 手廻し式(シンガー社製)/当館蔵
収蔵品のなかから暮しの変遷を語る生活道具のほか、町・村における生業生産用具などを紹介します。